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| 「写真を始めると、発見の連続。充実した人生を仲間とともに送っています」と清水さん |
定年後、写真を趣味にする人は少なくない。清水昭平さんもその一人だが、清水さんの場合は「気が向いた時に気ままに撮影」というところから一歩踏み込んで、写真サークルまで立ち上げた本格派だ。同好の士6名とともに、毎月例会を開催し、撮影にも出かけていく。会の活動と清水さんの写真に対する思いを伺った。
サラリーマン時代も、時間を見つけてはせっせと写真を撮り続けていたという清水さん。定年を待って、文科省認定社会教育写真講座(通信講座)を受講。一年間、基礎をみっちり学んだそうだ。
「ひと口に写真といっても、ジャンルがいろいろありましてね。私たちが取り組んでいるのはネイチャー写真のジャンルで、もっぱら風景を撮影しています」
写真を始めて13年。ネイチャー系の写真クラブに所属し、腕を磨いてきた清水さんは、3年ほど前に仲間とともに「木曽川友写会(通称木写会)」を設立した。
「撮影現場でちょくちょく顔を合わせる人たちと意気投合しましてね。一緒に会を立ち上げようということで、毎月例会を開き、勉強会を続けています」
月一回のペースで撮影にも出かけていく。撮影場所は、愛知、岐阜、三重が中心だが、時には長野県にも足を伸ばすこともあるという。
「撮影場所を決める時は、地元の情報をなるべくたくさん集めるようにしています。観光課など役場にも問い合わせて、地元ならではの撮影スポットを聞いておくことが、いい写真につながるんですよ」
なぜ風景写真に魅せられたのかの質問に、清水さんはこう答える。
「日本にははっきりとした季節があるでしょ。四季折々に変化を見せてくれる豊かな自然は、素晴らしいメッセージをわれわれに送ってくれてると思うんです」
ただし「きれいだから」というだけで、漫然とシャッターを切っているだけでは、人を感動させる写真は撮れない。何に心を動かされたかをしっかりと自覚し、その部分を印象づける構図を決めることが大切だ。
「最初はだれでも、あれもこれも入れたがるんですよ。でもね、焦点は一つに絞ってこそ、インパクトがある。余分なものは入れないで、テーマを絞って写すことがコツだと思います」
新しい感動を求めて、時には深い山に分け入り、だれも足を踏み入れない場所に入っていくこともあるという清水さん。「同じ紅葉を撮るにしても、みんなが見る場所から撮影していては、つまらないでしょ。だれも見たことのないアングルを探しだすこともカメラマンとして、重要なポイントですね」
また撮ってきた写真を自分で加工するためには、コンピュータの使い方をマスターすることも必須条件だ。
会が発足した当時は、操作法を知らかった仲間も、清水さんの指導で全員、写真を自由に加工できるようになったという。
「60歳や70歳になっても、みんなとても前向きです。マイナスイオンいっぱいの自然の中を歩き回りますから、心身ともにリフレッシュもでき、健康にもいい影響があると思っていますよ」
木曽川友写会
第3回写真展「四季の彩」のお知らせ】 ●日時/11月18日(火)〜23日(日) 午前9時〜午後4時半 (最終日は3時まで) ●会場/一宮市尾西歴史民俗資料館 (Tel 0586・62・9711) ●連絡先/Tel 0586・86・6479 (清水) |
さて同会では、年に一度作品展を開き、発表の場を設けている。
「せっかく撮りためた写真ですから、できればより多くの方に見ていただきたいですね。仲間うちだけでは、どうしても視野が狭くなりがちですから、いろいろな人の意見や感想を聞くと、とても刺激になります」
今年の作品展は今月18日〜23日まで行われる。
作品は、季節ごとにさまざまな表情を見せる自然を切り取った風景写真なので、特に写真に興味のない人でもじゅうぶん楽しめるそうだ。
「美しさだけでなく、厳しさ、やさしさ、あるいは温もりや肌ざわり、音や匂いまでも感じ取っていただければ、こんなにうれしいことはないですね」
今後は、国内だけでなく、中国など海外にも撮影地を広げ、新しい世界に挑戦したいと語る清水さんは、木写会のメンバーとともに、さらに腕を磨いていきたいと意欲的だ。